今日は横浜でクリエイターの仲間たちと定例の報告会。
や、定例ってこれは初めてなんだけど。これから毎月やろうと言うことで。
お互いに近況や状況把握をしながら、次の展開を考えていこうと思っています。
現場の言葉はやっぱり響きます。
ふと、遠い昔のことを思い出しました。
1997~99年。僕はある制作会社で「世界自然・野生生物映像祭」というイベントのディレクターをやっておりまして。
このイベントは、世界中の野生生物のドキュメンタリーを一同に数百本集めて、審査して上映するという、とてもドキュメンタリー好きにはたまらないものでした。
野生動物のドキュメンタリー映像というのは、映像の世界でも非常に特殊で羨望を集める世界だそうです。
デビットアッテンボローを筆頭に、映像の知識はもちろん、動物学、地質学にも精通し、かつ「いつ生まれるか解らない卵の孵化」や「いつどこに出没するか解らない鳥」のワンショットを確実に収めるための、先回りできる知識と一瞬を逃さないカメラ技術と時の運(一度とりそこなったら1年待たないといけない画がたくさんあります)が必要。そして野生の凶暴動物を取るにあたっては安全性の確保や、何日もキャンプを続ける体力、もちろんそのクルーを纏め上げるリーダーシップと予算。エンターテイメントじゃないから、企業はスポンサーにつきません。世の中の野生保護に興味を持つ資産家から予算を引き出すプレゼン能力も必要になります。
そんな知力体力時の運財力全てにおいてスーパーマンな映像作家何十人と同じ空気を吸えた、と言うのは今思うととてもすごい環境だったんだと感じてます。その頃はまだそこまで意識できませんでしたが。。。もったいない。
イベントの運営を成功に導くのはもちろんですが、世界中のドキュメンタリーディレクターやカメラマンの生の声を聞けるチャンスとして、BBCやナショナルジオグラフィックの方々ともいろいろお話しすることができました。(ほんの少しですが・・・)
その当時、世界一線級のプロが話していたことは・・・
・現場にどれだけ居られるか、それだけが勝負。
・お金じゃないんだ。ただ映像を作って人に見てもらう。その崇高さが僕に作らせるんだ。
・人としての愛嬌が大事。映像はみんなで作っていくんだ。(プロの仲間と言う意味での)サークルに入れない人は、出番が与えられない。
・知識、技術・・・あって当たり前。そして、ずっと勉強し続けなければならない。その姿勢こそが、プロなんだ。
・つらいことはたくさんあるけど、とにかく楽しむこと。現場の空気が映像に現れるよ。
などなど。どれが誰の話かまではもう全く覚えてませんが・・・。
で、話が元に戻って。
今日、クリエイターの仲間たちと話をしていて感じたのが、上記世界のドキュメンタリー作家が語っていることと、僕らの仲間が語っていること、全く同じだということ。10年の年月を経て言葉の内容は風化もしていないし、プロの線を越えた人は、みな、同じ思いを持っているんだと再確認。そして僕はいつも、こういう仲間が側に居る環境に居させてもらっている、そのことに感謝。
これからも、がんばります。
久々に野生生物のドキュメンタリー見てみようかな。今見ると、またあの当時とは違った見方ができるかもしれない。
PS-YoutubeからBBCのWildLifeをみつけてきました。
当時一緒に映像祭の現場に居た、くーたさん、Qaz…このアッテンボローのナレーション、懐かしくないですか?