
横浜のホテル 2Fの喫茶室にて。
4月9日、元同僚の結婚披露宴に呼ばれて参加してまいりました。
昔の仲間にも久々に顔を合わせ、楽しい時間を過ごしてきました。
ここ3月から、複数の同僚・友人の披露宴にて演出映像を頼まれており、それぞれにしっかりと心を込めて作ろうとしていたら、約2ヶ月間、計6本の作品をひたすら作るばかりの休日になってしまいました。
その間、震災もあり、身も心も本当にフラフラになるくらいでした。
でも、そんな中で気がついた5つのこと。
1・家族や友人を巻き込むと、楽しい。
コレは僕だけかもしれないけど、一人で自分ワールドを作るのが相変わらず嫌いなのです。
自分が作っているものに家族でさえも巻き込んで、あーでもないこーでもないと意見を言いながら、更には横浜の友人にもデータを送りつけて意見を貰って、と、様々な皆さんの力を借りて制作するのが好きなのです。
休日に並んで絵コンテ作るのは、結構楽しい時間だと、かみさんも言ってくれました。それが嬉しい。またやろう。(東京メトロ的に)
2・会場で自分の作品が流れるのは、楽しい。
なんだかんだいっても、映像屋にとっての薬であり、一番ひきこまれる魔力は、上映されたときのエクスタシー、なんですよね。
ソーシャルメディアではまだ感じることができない、多数のリアルな人間の前で、大画面で自分の作品が晒される瞬間。ものすごく恥ずかしいし、ものすごく嬉しい。
この瞬間を味わったら、もう他の仕事には就けない、その気持ちが良くわかります。
3・生みの苦しみを超えるのは、楽しい。
今回、さすがに震災の影響もあって、その後一週間は何も手につかないというか、絵コンテのイメージもわかず、直前まで制作内容に悩んだものが2作品あります。
本当に苦しく、胃が痛くなる日々でした。
結局、コンテが決まらないまま、何もイメージを持たずに、新郎新婦に「撮影させてくれ」とお願いをし、フラッと半日撮影をさせてもらってから、その素材を見たときにひらめいた流れのあまりに美しいこと。
これは撮影を快諾してくれ、更に良い絵を沢山取らせてくれた新郎新婦のおかげなのですが、上映一週間前と言うタイトスケジュールにて撮らせて貰った撮影素材が僕を救ってくれました。コレが無いとどうなっていたことやら。いや、本当に、壁って乗り越えられるようにできてるんですね。
4・撮影現場は楽しい。
上記と被りますが、今回、撮影は別々の作品で、この2ヶ月に2回ありました。
一度目は砧公園に朝6時待ち合わせ。10時までの早朝撮影。
さすがに手馴れたプロカメラマンのアシスタント役で動いたのですが、頭にある映像イメージが次々と形になるその現場の流れは、モノヅクリのとても心地よい緊張の時間でもあります。
ぴりっとした現場の空気を感じることで、わずかながらも僕は楽しい人生の時間を増やしている気がします。
5・クリエイティブな活動は楽しい。
あんまり、クリエイティブ、って言葉、僕自身に使うには気が引けるんですよ。
どちらかと言うと、制作、製作の方が性にあってて。
クリエイティブって言うと、イケメンDJ活動っぽいじゃないですか。
僕のはただ部屋にこもってぐちぐちとしているだけです。
それはおいておいて。
なんだかんだいっても、モノヅクリは本当に楽しいです。
・・・この年になって、ようやく制作会社の呪縛から離れられそうです。
とにかく、数をこなすこと。収益につなげること。
新卒当時、勤めた会社でアシスタントプロデューサーとしてキャリアをはじめた頃から、モノヅクリに関して思い入れを込めることは「ご法度」でした。ディレクターやエディターの暴走を如何にとめるか。コストを落とせるか。時間を縮められるか。そんなことばかり考えながら、職務を行っていました。クリエイティビティをないがしろにするわけではないのですが、「その1フレにこだわること、その色調にこだわることで、それがどれだけ稼げるの?」という視点でばかりモノを見る癖がついてました。それはそれで、もちろんとても重要だし、今でもその側面は失わないようにしているのですが、
今回思う存分作ってみて、
やっぱり制作って楽しいんだ、と改めて感じました。
当時はまだ制作クオリティと納期と金額をコントロール術を持たない若者でしたが、今でなら、少しは良い作品を作るために動ける範囲が広がったんじゃないかな、と言う気がします。
納期や金額が無い制作なんて存在しないんだけど、そのバランスを巧くとる楽しみを、この年ながらに広げることができたと感じる2ヶ月間でした。
そんなこんなで、今はやりのブログのタイトルっぽいネーミングにしてみました。
うわー石を投げないで。