クリエイターに料金表を求めること

川村竜さんのこの意見には全面同意。ただ同時に商の世界とはジャッジが違うとも思っている。作り手の世界と商の世界は基本「どちらが正しい」わけではなく「どちらも正しい」

「人で選んでるんじゃなく、値段で選んでるって、とっても失礼」

「クリエイターに物を頼むときに、この人にお願いしたいのか、この予算感にはまる(誰でもいい)人にお願いしたいのか、どっちが優先なのか」

「1万円、1万円で絵を描いてくれる人…ってココナラで探してる人がいると思うとそれだけで暗くなる」

「値踏みされてるのは頼む側の方もだぞ」

「予算は美しい変動相場制」

一言一句噛み締めながら拝見しました。

一点、気になったこと。

「お前らが依頼しやすいように仕事してるんじゃねーよ」

この視点が一般社会と乖離してるんだな、と。

基本、仕事/ビジネスは「お役立てごと」。依頼があって、依頼を取引にし、対価を受け取り、次につなげる。

翻って音楽やアートという分野は、そもそも「やること自体が楽しいこと」であって、決してビジネスではない。「お前が生きていると楽しい」「お前の存在が文化だ」と言って支援するパトロンが居てくれたら生かされるお仕事だ。また、その視点とは別に、偶然誰かの役に立つこともある。

音楽やアートの技量を持ち「我こそが文化なり」として経済と文化をつなぐパトロンとともに生きていく方法もあれば、ビジネスとして「お役立てことをして生きていく」方法もある。前者は狭く細い道だが、後者は商才が必要だ。

この川村さんは完全に前者、アーティストとしての向きで活動している。そりゃ世界一のベーシストなのだから、それで全く間違ってない。むしろパトロンになりたい。

————

僕は川村竜さんの意見に賛同している。

しかし同時に、僕は最近料金表を出した。

矛盾はしていない。

僕の回答はシンプルだ。

映像作家としての山本輔は「我こそが文化」「好きな人の依頼しか受ける気はない!」というアート志向。

株式会社彌榮としては「世の中のご依頼ごとを承ります」というビジネス志向。

作家と社長をちゃんと切り分けて、双方の顔を持って進めていかねば、と思っているのだ。

クリエイターに料金表を求めるような奴はAIでも使ってろ!!

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